腸は第2の脳:乳酸菌飲料の効用

不眠に悩む患者さん。「今日、睡眠導入剤は必要ありません」「どうされたのですか」「ヤクルト1000を飲むようになって、自然に眠れるようになりました」

今、腸と脳の関係に関心が集まっています。「腸は第2の脳(セカンド・ブレイン)」を提唱したのは、米国のマイケル・D・ガーション博士。脳に存在する幸せホルモン「セロトニン」が腸に存在することを発見しました(セカンド・ブレイン:腸にも脳がある、小学館、2000年、訳本)。
より研究を進めると、体内のセロトニンの95%が腸で作られていることをつきとめ、わずか5%が脳で作られていました。しかし、腸のセロトニンは脳へ届かない。残念ながら、血液脳関門を通過できない仕組みになっています。
腸には、約1000種類の細菌があり、総数100兆から1000兆個が共存しています。さらに、腸管粘膜には免疫機能に関わる細胞の約70%が存在するとも言われています。腸は、最大の免疫器官です。
ヨーグルトをエスペラント語で翻訳すると、「ヤフルト」いう言語になりますが、それを言いやすく考案された造語が、「ヤクルト」です。
京都大学医学部で微生物を研究していた代田稔博士が昭和5年、培養に成功し、代田株が乳酸菌飲料として、現在まで広く飲み続けられています。ヤクルト1000の意味は、1000億個の乳酸菌が含まれているという意味です。


現代はストレス社会、ストレスの軽減を通じて、睡眠の質を向上させる働き、熟眠時間を増し、眠りの深さを高める効果があり、ヤクルトに限らず、他の乳酸菌飲料にも同様な効果が期待されます。ピルクルでは、疲労感の軽減が結果的に良質な睡眠を促す効果が示されています。

我々の先祖は、アメーバの原生的生物から進化し、脊椎を獲得した時、腸と頭蓋の両方にそれぞれ別の感情を持つ脳を発達させたといわれています。脳とは、腸から進化して最後にできたものなのです。体調が悪いとき、腸内環境を良くし、善玉菌を増やす乳酸菌飲料をお勧めします。
(2026年4月24日 佐藤 武)

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